作り方のこと
品質管理へのこだわり
創業当時から手づくりのお菓子作りを続けています。
春夏秋冬でお菓子づくりの工程は変わります。パイ生地の水分量、オーブンの温度設定、ジャムを炊き上げる時間など……。パティシエの手や肌で季節を感じ、素材のこえを聴きながら作りあげています。
フルーツの下ごしらえから自社で。
フルーツには旬があります。一番おいしく実った時期に収穫されたものを 直接仕入れ、ヘタ取り、皮むきも自社で行います。そこからコンポートにしたり、ジャムを手づくりしてお菓子に仕上げていきます。
人工的な着色料や保存料は使いません。
素材のちからを引き出して。フルーツ本来の香りや色合い、味を感じていただきたい。そのため、人工的な着色料や香料は使用せず、素材のちからを最大限、活かせるように工夫しています。保存料なども加えませんのでおいしくお召し上がりいただける期間もその分、短くなります。
一番の財産は
2人の恩師に
出会えたこと
ウォルフガング・ポール・ゴッツェ 先生
ドイツで「マイスター」の称号をもつお菓子づくりの巨匠。ドイツ、オーストラリア系の焼菓子を日本に伝えた功労者のひとりです。銀のすぷーんは20年にわたってゴッツェ先生に指導を仰ぎ、技術だけでなくお菓子に向かう心をも受けついできました。先生のお菓子づくりの基本は「伝統・誠実・厳格」。素材を見つめる目、磨きぬかれた技術、伝統を受けつぐマイスターの誇り。それらが揺るぎない力となってお菓子に注がれていきます。常に最高の技術を注ぎ「感じる力」を磨き、お菓子と対話すること。そしてどんなときも、味わう人を想いやる「心」を忘れないことを教わりました。
津曲 孝 先生
もう一人の恩師は兵庫県の『ケーキハウスツマガリ』でオーナーシェフをされている津曲孝先生です。津曲孝先生からは、「素材のプロになりなさい」と、ご指導いただき徹底して素材にこだわる現在の『銀のすぷーん』の基礎作りに尽力をいただきました。
素材の味を無理に作り出すことはしません。「三顧の礼をもって素材の味を迎えにいきなさい。」という津曲孝先生の教訓を、今も心の真ん中に強く持っています。
2人の恩師との出会いから、素材へのこだわりと久留米や筑後の素晴らしさに目覚め、安心してお召し上がりいただけるようにと、真心込めてつくり上げております。